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大学受験では、合格のために必要な勉強量と、生徒の精神的・体力的な負担は大変大きなものとなります。それだからこそ、受験勉強には、能率性≠竅A効率性≠ェ大切と言えます。
上智スクールの受験指導は、「1名制クラス」、「2名制クラス」での、徹底した「個別指導」です。
個別指導の最大のメリットは、一人一人の学習能力や志望校に応じて、比較的少ない時間で非常に効率的な指導ができるという点です。
個別指導の学習効率は、平均して多人数クラスの150%以上に相当します。生徒によっては、2倍の学習内容を身につけさせることもできます。
上智スクールでは、各大学への推薦入学の内申対策から、国立・早慶・上智等、難関大入試レベルまで、全ての高校生の幅広い目標に対応して指導しています。
指導科目 |
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英語T・英語U・英文法・英語構文・英語長文・数学T・数学A・数学U・数学B・数学V・現代文・古文・物理・化学・日本史・世界史 |
クラス | 学年 | 週時間数 | 授業料(月額) |
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2名制クラス | 高1〜高3 | 80分×1 | 15,800円 |
1名制クラス | 高1〜高3 | 80分×1 | 28,200円 |
※上記は週1回(1コマ・1科目)の授業料です。
<例>高校生で、2名制クラス、週2回受講の場合…15,800円×2=31,600円
※その他、入学金0円,教室維持費2,200円(月額) お支払いについて
○1名制クラスは、週1回から指導をお引き受けします。
(現代文・古文・物理・化学・日本史・世界史は1名制クラスとなります。)
○2名制クラスは、週2回から指導をお引き受けします。
(1人の教師が2名の生徒を担任しますが、授業内容は生徒により異なります。)
○科目・週回数は自由に選択できます。
○高校生の指導は、当教室では個別指導でも特に最高レベルの先生たちが指導を担当しています。
▽教室長 渡辺勇治 (千葉大学卒・都立大学卒) |
▽副教室長 亀井順子 (上智大学卒) |
▽渡辺 講師 (上智大学卒) |
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▽洪 講師 (上智大学卒) |
▽小室 講師 (東京大学大学院) |
▽池田 講師 (東京大学) |
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[担当科目] ○教室長(渡辺勇治)/英語,世界史,日本史 ○副教室長(亀井順子)/英語,現代文,古文 ○渡辺講師/英語,数学 ○洪講師/数学 ○小室講師/数学,物理 ○池田講師/数学,物理,化学
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教室では、志望大学の「過去問」を見てもらいたいという生徒のために、『志望校過去問研究ゼミ』を設けています。
大学受験の一人ひとりの志望校の過去問の指導は、指導内容が大変高度で、また、一人ひとりの志望校が異なり、大学・学部によってそれぞれ問題も異なるため、1名制クラスでの完全個人指導でお引き受けします。指導できる生徒数に限りがありますので、受講を希望される方はお早めにお申込み下さい。
指導科目(選択) | 学年 | クラス | 週時間数 | 授業料(月額) |
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英語・数学・物理・化学 | 高3 | 1名制クラス | 80分×1 | 28,200円 |
○指導を希望される方は、志望大学と、受講科目を選択してお申込み下さい。
上智スクールでは、対面の個別指導の他に、教室内のパソコンで、4万6千人の生徒をかかえる大手予備校「秀英予備校」 から配信される映像授業(生徒1人にパソコン1台)が視聴できます。英語、数学の他に、古文・現代文・物理・化学・日本史・世界史…その他、大学受験の全ての受験科目が受講できますので、ぜひご利用下さい。
映像授業科目(オプション) |
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[英語] 難関大総合英語(文法編・読解編),入試英文読解(応用・標準・基礎),入試英文法(応用・標準),センター総合英語(応用・標準),東大英語,早慶上智大総合英語,明中法立青大実戦英語
[数学] 難関大数学TAUB・VC,入試数学TAUB(応用・標準・基礎),入試理系数学VC(応用・標準),センター総合数学TAUB(応用・標準),東大理系数学,東大文系実戦数学,東工大実戦数学 [国語] 難関大古文,入試現代文(応用・標準),入試古文(応用・標準),センター総合国語(応用・標準) [理科] 難関大物理TU,難関大化学TU,難関大生物TU,入試物理TU,入試化学TU,入試生物TU,センター総合物理,センター総合化学,センター総合生物 [地歴公民] 難関大日本史,入試日本史,難関大世界史,入試世界史,センター総合日本史B,センター総合世界史B,センター総合地理B,センター総合現代社会,センター総合政治経済,センター総合倫理,早慶上智大実戦日本史,早慶上智大実戦世界史,その他 |
青山学院大学(国際政治経済学部)合格 |
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白石 大晃 (日出学園高校) |
「決まった時間に机に向かう」というのを日課にして習慣にしてしまう。勉強は日々 の繰り返しだからこれが身についていないと受験を乗り切れません。
単語は何でもいいからまずは単語帳1冊ぜんぶ覚えること。1冊終わっても熟語を覚え たり、ハイレベルな単語帳を使ったりして入試直前まで語彙を増やしていってくださ い。長文は一度解いたら終わりにしないで、その文章を繰り返しまた読んでください。こ れが超重要です。これを繰り返していけば読むスピードも上がるし、文章中の単語も 頭に入ります。すぐには効果出ないけどこれは絶対にやってください!
現代文には「解き方」があります。感覚で読むのはやめてください。参考書が数冊あ るので自分に合うと感じた本を選んでやると良いです。古文はまずは単語。単語を覚えたらある程度文章も読めるようになるので、そこからは文法と合わせて量をこなしていってください。あと、漢字や文学史はナメないでください。不安定な国語という教科において、知識で点数が取れる問題はむしろラッキーです。
社会は基本的に‘暗記’なので毎日やってください。暗記といっても機械的に覚えて いっても応用がきかないので、自分なりに理解して整理しながら進めてください。 どこかで一気にやろうと思っても無理なので、コツコツ地道にやってください。
○大事なのは、「繰り返す」こと。
なんとなく気づいたと思いますが、つまりは復習が大事です。一度 やっただけでは絶対に覚えられないです。ひたすら繰り返していってくだ さい。どの参考書がいい、とか、こうやって勉強するのがいい、というのは人それぞれだと 思うので、自分に合うと思ったのをやればいいと思います。大変だけど、がんばってください。大人になれば受験より辛いことなんていっぱいあると思います。
上智スクールの良いところは、ひとりひとり丁寧にみてもらえたことだと思います。以前通っていたチェーン展開している塾では、担当の講師がころころ変わるので、一貫した授業を受けられないのが不満のひとつでやめました。上智スクールは小規模なので、そういったことはありませんでした。
そして、先生方の (こんな言い方していいかわかりませんが…) “質”です。以前の塾では宿題の確認なども適当だったので、自然とこちらも適当になっていました。 上智スクールの先生方には熱意みたいなものを感じました。 分からないところは徹底的に、細かいところでも丁寧に教えていただき、こちらも自然と熱意を持って勉強に取り組めたと思います。
青山学院大学(国際政治経済学部)現役合格 白石大晃(日出学園高校)
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▽興味のある方はお読み下さい。
上智スクール塾長 渡辺勇治 |
高校生になると、いろいろな予備校からどっさりと案内パンフレットが届きます。予備校といえば、昔は浪人生のためのものでした。近年は、浪人生が減ってきたので、予備校の生徒募集のターゲットは、現役の高校生に移ってきました。
浪人生の場合は、予備校は生活のリズムを乱さないようにできるというメリットがあります。一日中、家に閉じこもって勉強するとか、図書館の読書室で勉強するというのは、孤独でもあり、一年間勉強のリズムを維持するのは精神力がいることです。予備校に通えば、毎日決まった時間に授業があり、教室には同じ立場の浪人生がいて、自分も頑張らなくては、という気持ちもわいてきます。私も、浪人生の場合は、一年間の生活リズムを守るためにも、できれば予備校に通ったほうがよいと思います。
しかし、現役の高校生、特に高校3年生の場合は、予備校を利用する際に注意が必要だと思います。
現役生の場合は、普段も学校の授業があり、家に帰ってから勉強する時間は限られています。たとえば、学校の授業が4時に終わって、急いで家に帰っても5時にはなってしまうでしょう。5時から夜の12時まで、ぶっ続けで勉強できれば7時間ありますが、夕食の時間だってあるし、お風呂に入る時間だってあります。1時間勉強すれば、その都度10分程度の休憩も必要です。どんなに時間をやりくりしても、せいぜい家で勉強できる時間は正味で5時間がいいところではないでしょうか。
現役生にとって、この毎日の5時間は、一分たりともムダにできない、きわめて貴重な時間です。
受験勉強で重要なのは、勉強したことを自分のものにできるかどうかです。
よく言われることですが、「わかる」と、「できる」では違います。学校や、塾、予備校で習ったことをわかっただけでは、入試では得点できません。世界史の授業を聞いても、確実に暗記しなければ入試では得点できません。世界史の人名や、年代や、地名や、その他、暗記しなければならない事項は数千になります。授業で聞いて、ああなるほどと、わかる≠アとは簡単です。問題なのは、それを全部記憶しておかなければならないことです。
よく高校3年の受験生で、予備校に行けば、行きたい大学に合格させてくれる≠フではないかと、錯覚する生徒がいますが、とんでもないことです。予備校に通っているだけで、勉強しているつもりになっている生徒がよくいますが、授業を聞いただけでは、どんなに名物講師の授業を聞いても、それだけでは絶対に実力はつきません。勉強で大切なのは、どれだけ反復し、復習できるかです。学校の授業も、塾・予備校の授業も、そのための材料≠ナしかないと考えるべきです。
河合塾の模試や、ベネッセの進研模試で、高2の3学期までの段階で、偏差値が思うように上げられない生徒は、これまでに復習する力が足りなかった生徒です。偏差値を上げるコツは、何も難しい話ではなく、一に反復、二に反復で、これ以外にありません。
高校3年生にとって、受験までに勉強できる時間は限られています。時間がない現役生にとって、学校にも通い、さらに予備校にも通うとなると、自分で勉強する時間(復習する時間)がなくなってしまいます。これまで勉強してこなかったから、3年生になって、「さあ、予備校に入って、勉強しよう。」というのは考え違いというものです。
例えば、英語の入試問題は、長文ですが、これを読むには文法と構文の把握力、そして単語力が基礎になります。単語を覚えていなければ読めるわけがありません。しかし、英単語は、予備校の授業で覚えるものではありません。今までに学校のリーダーで出てきた英熟語や、単語集(システム英単語や、データーベースなど、)は、コツコツと繰り返して暗記する努力が必要です。これをしなければ、入試の長文はいくらたっても読めないし、入試問題は解けません。これは、教えてもらってできるものではなく、自分でやるしかありません。それを根気よく、できるか、できないか。合格する力に達する生徒と、そうでない生徒の決定的な違いはここです。
よく予備校の案内パンフレットで、東大に合格した生徒の合格体験記が載っていますが、そのほとんどは開成や麻布、桜蔭や女子学院など、受験トップ校の生徒ばかりです。受験有名校以外の、普通のレベルの高校になると、予備校に行ったからといって、東大に入れる生徒はまずいません。都立高校では、トップ校の両国や小石川でかろうじて数名、二番手校になると、高3で予備校に行く生徒は多くても、東大合格者はほぼ0人です。
要するに、予備校に行ったから、学力が上がるのではなく、もともと学力の高い生徒が予備校に行って合格している、というのが本当のところではないでしょうか。
予備校の案内パンフレットを見ると、「東大コース」とか、「早慶上智コース」とかがあって、その予備校に通えば、いかにも入れそうに見えます。しかし予備校に行って、難関大学に入れる生徒は、高校2年までで基礎≠ェできている生徒です。英語ならば、文法や語法の知識が定着しており、重要単語の数千はすでに覚えており、すでにMARCHクラスの大学ならば合格できる学力に達している生徒たちです。こういう生徒は、基礎力がついているので、「東大コース」や、「早慶上智コース」の授業で聞く入試テクニックは役に立つかもしれません。
しかし、文法や語法の知識も身についておらず、単語も覚えていない生徒が予備校の授業を受けても、かえって時間のムダ≠ノなってしまいます。
予備校のパンフレットには、こんなことは絶対に書いていません。まずしっかり文法や語法の知識を身につけ、必要な単熟語は覚えていなければダメです。そういう勉強は、聞く≠烽フではなく、やる≠烽フです。実力の基盤となるものは、これまでにどれだけしっかり基礎を固めてきたかです。いわば、これまでの勉強の総量がものを言っているのです。
基礎を固めるには、時間が必要です。できる生徒は、高校2年までの間に基礎を蓄積している生徒です。学校で高校2年までに習ったリーダーの単語は全部暗記しているか。学校から覚えるようにと渡されている「英単語・熟語集」は暗記してしまっているか。文法の教科書は何度も繰り返して、相関語句の穴埋め問題や、分詞構文や仮定法の書き換え問題のパターンは覚えてしまっているか。
そういうのは、入試ではほんとうの基礎で、難関大学ならばそんな易しい*竭閧ヘ誰でもできるので、ほとんど出ない…、しかし、それもあやふやなようだと、より高度な入試問題は、どんなに素晴らしい解法のテクニックを授業で聞いたところで、砂上の楼閣です。自分のものにはなりません。予備校の授業が役に立つのは、すでに基礎ができている生徒です。そうでない場合は、極端な話、ピアノでバイエルもできていない生徒が、ショパンのバラードを弾きたいと言うようなものです。予備校に行けば、すばらしい入試テクニックを伝授してもらえると思うのは、幻想です。
というのも、予備校の授業は、確かに丁寧ですが、そのかわり一回の授業でできる勉強量はほんのわずかだからです。予備校で渡されるテキストを見てください。ページに余白の部分が多いことに気づくでしょう。問題量は多くありません。例えば、英語ならば、週1講座の一回の授業でできるのは、せいぜい3ページから4ページです。つまり、1週間にたったそれだけです。2講座とったとしても、その倍にしかなりません。予備校の授業というのは、このテキストに解説=″u師の授業がついているということです。丁寧な解説ではあっても、しかし、分量が少なすぎます。
基礎が不十分な場合は、むしろ予備校に通うような時間的な余裕≠ヘないはずです。代ゼミがいいか、河合塾がいいか、予備校探しをする時間だってないはずです。一刻も早く、まだ身についていない2年までの基礎を固めるべきです。予備校の授業で教えてくれるのは、エッセンス≠ナすが、エッセンスだけでは実力にはなりません。何度も言いますが、まず2年までの土台≠しっかり固めてください。
予備校…裏話
予備校のパンフレットを見ると、東大や、早慶などの合格者数の多さにびっくりするはずです。
予備校の“裏話”になりますが、実はこれにはからくりがあります。
東大合格者数が十本の指に入るような受験有名校の新高3生には、授業料がほぼ無料の「特待生」の招待状が、あちこちの予備校から送られてくるのです。
予備校にとって、もともとできる生徒は、のどから
手がでるほど来て欲しい人たちです。できる人は、すでに自分なりの勉強法を確立していて、バリバリ勉強しているから、予備校などに行かなくても、予備校の模試を受けると高い偏差値です。そういう人を
特待生にしたい。
当然、もともとできる生徒を入れれば、 予備校が何をしなくても合格します。そして、合格者の人数に入れることができます。そういう人たちは、本当は予備校に行く必要はないのです。でも、無料だから、できる人は、とりあえず受けたい科目 だけ受けてみようか、とか、特待生として登録だけはしておく、というのが普通です。なんといっても、無料ですから !! 一人でいくつかの予備校の特待生になる、というのも珍しくはありません。
一年間を通して、結局、予備校
を利用しなかった場合でも、東大や、早慶に合格すると、それらの予備校の合格実績に入れられてしまいます。(東大に合格する人は、早稲田も、慶応も受かります。)
こういう人が、いくつもの予備校の合格実績にカウントされるので、足し合わせると、大学の実際の
入学定員をはるかに超えてしまう、という奇妙な現象がおこります。
なぜ無料にしてまでも、予備校はこういう人がほしいのでしょうか…?? 無料では、もうけが出ないはずですが…??
いや、しかし、
「東大〇○人合格 !! 早慶〇〇人合格 !!」、という合格実績が華やかなパンフレットを見た、何十倍もの人たちが、「これだけ有名大学にたくさんはいっているのだから、この予備校に入ったら、もしかしたら、
「ぼくも、」、「わたしも、」 入れるかもしれない、、、と、わんさと集まってきてくれます。そういう人たちからは、たっぷりお金をとります。
こういうからくり。予備校に行くなら、東大合格レベルの特待生、
としてであれば、たしかにお得なのですが…。
上智スクール塾長 渡辺勇治 |
では、上智スクールでは実際にどのように指導を進めていくか。もちろん、一番大切なことは、基礎から必要な知識を積み上げていくこと≠ナす。生徒の現在の学力から見て、何をどれだけ勉強したらよいのかを提示することが何より大切だと思っています。英語の場合、私たちの教室で使う問題集は、
@基礎編 A実戦編の二段階になります。
@基礎編 |
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○高校リード問題集 英文法A ○高校リード問題集 英語T |
○高校リード問題集 英文法B ○高校リード問題集 英語U |
○高校新演習スタンダード 英語構文 |
A実戦編 |
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○高校新演習スタンダード 英語V(文法編) |
○高校新演習スタンダード 英語V(読解編) |
○高校新演習プログレス 英文法・語法 |
○高校新演習プログレス 英語長文 |
これだけでも、けっこうな分量になります。
(上記の問題集をマスターした生徒には、さらに実戦的な問題集があります。)
@基礎編のテキストは、高校2年までにマスターしておかなければならないミニマムです。
『高校リード問題集』は、昔から定評のある塾専用の問題集で、私立高校などでも使っているところがあります。このレベルの問題集をほぼマスターしている生徒は、すぐにAの実戦編の問題集から始められます。
しかし、実際に多くの高校生を教えてみると、ほとんどの高校生(約90パーセント以上) が高校2年の3学期までの段階で、これらの問題集の内容をマスターできていません。リード問題集の『英語U』や、『英文法B』の巻末に「総合問題」がありますが、高校3年生になる生徒に入塾時にこれをテストしてみると、60パーセントもできている生徒はかなり優秀な生徒になってしまいます。そういう生徒ならば、一年間の受験勉強を一生懸命にやれば、ある程度の基礎はできているので、難関大学やG-MARCHに合格できる可能性が高いといえます。
しかし、平均的な生徒(約9割)の場合、実際にやらせてみると、正答率は30パーセント以下です。そういう生徒が圧倒的に多い。つまり高校2年までにマスターするべきことを終えていない状態で高校3年の受験勉強をしなければならない生徒が圧倒的に多いということです。大学受験で、この段階で遅れをとってしまっているのです。
予備校のパンフレットを見ると、予備校にいくとだれでも、難関大学に合格させてくれそうな気にさせられますが、それは生徒集めの宣伝(立派なパンフレット)が上手なのであって、本当に学力を高めるのを約束するものではありません。予備校の合格実績は華々しいですが、合格実績を飾っているのは、一部のトップクラスの生徒で、予備校にとって90パーセントの生徒は、それにつられてくるお客様≠ナす。本当は予備校に入っても、入らなくても、ほとんどかわらないのです。
繰り返して言えば、予備校に入って効果があるのは、上位層の高校生で、すでに基礎ができていて、学力にある程度の余裕がある生徒です。予備校では、あくまで基礎ができていることを前提で、「センター対策」の講座などを用意しています。しかし、基礎が不十分な生徒が「センター対策」の講座を受けても、ほとんど力はつきません。
本当は、勉強のやり方が間違っています。基礎が不十分な場合は、「センター対策」の講座を受けるよりも、高1や、高2で学校で勉強したリーダーや文法を徹底的に復習しなおしたほうがいい。そのほうが力がつくはずです。なぜなら、それを疎かにしてきたことが基礎力の欠如の原因なのですから。
もし、リード問題集の巻末「総合問題」で、半分もできないようなら、一刻も時間の猶予はありません。私たちの教室では、そのようにアドバイスしますし、今すぐにでも、これらの問題集を完璧にマスターさせるように指導することにしています。センター試験の英語で50%しか取れない場合は、センター対策の問題をやっても得点力は上げられません。それよりも、まず、@の基礎編の問題集を完全にマスターすることに力を注ぐべきです。
@基礎編の問題集が、完全にマスターできれば、A実戦編の問題集はスムーズに進みます。次の段階で、G-MARCHや、難関大学も視野に入れることができるようになります。しかし、基礎編の問題集があやふやなままで、焦って実戦的な問題に手をつけても、空回りするだけです。
「過去問」が気になって仕方のない生徒がよくいますが、基礎力不足の場合、過去問では力はつきません。センター対策でも、過去問ばかりやりたがる生徒がいますが、過去問は、問題の形式や、難度や傾向を知るために有効なのであって、それをやって力がつくものではありません。むしろ、そればかりやっていると、少しも進歩しないということになります。まず入試問題を解く前提となるのは、その生徒がそれまでに蓄積できた知識の総量であって、それがなければ入試問題に対して、武器なしで、素手で戦うようなものです。とても歯がたちません。
私たちは、まず第一段階の基礎を徹底的に叩き込みたいと考えています。高校3年生になって、基礎が完成していない生徒にとっては、入試まで残された時間は少ないですから、急いでこれをしなければなりません。当然、教室で教えるだけでは、間に合いません。ですから、授業の都度に「このページと、このページを家でやるように。」と指示します。私たちは、何をどれだけやれば、どれだけの学力に達するか、よく知っています。要するに、生徒がどこまでやってくれるかです。私たちは、勉強の方向性を与え、少し手助けするだけです。個別指導のメリットはここにあって、予備校の集団授業や、映像授業のような名講義≠することではありません。ですから、私たちも、指導をお引き受けした生徒には、私たちの指示に従って、全力で頑張ってほしいと思っています。
最近は都内のあちこちに「映像授業」の予備校(塾)が見られるようになりました。教室にパソコンが並べられ、インターネットを通じて大手予備校から配信される動画を生徒が受講する仕組みになっています。「東進スクール」とか、「代々木ゼミナール」とか、「河合塾」の看板が掲げられているので、一見して大手予備校の直営校≠フように見えますが、その多くは、フランチャイズ(FC)で、大手予備校とフランチャイズ(FC)契約をした個人オーナーが経営しています。
商品が均質(予備校、塾の場合は授業)という点で、コンビニで言えば、セブンイレブンや、ファミリーマートと同じです。一般の消費者(生徒、保護者)の方にとっては、「へえ、そんなんだ。」と思われるかもしれませんが、経営者は、映像授業を一講座ごとに○○円で買い取り、それを生徒に一講座××円で販売するという仕組みになっています。
大手予備校のフランチャイズでは、教室のテナント家賃、人件費、広告宣伝費は経営者が負担しています。経営者は、大手予備校のブランドの“看板”が使える、という大きなメリットがあり、大手予備校にとっても、自前の教室なしで、商品(映像授業の動画)を販売するだけで利益になり、双方にメリットがありますから、日本全国のあちこちに教室が増えています。
映像授業だけでも、授業料は大手予備校本校のライブ授業と変わらず、かなり高額です。生徒には、教室のパソコンで映像授業(動画)を見せるだけで、生徒は授業がわからなくてもパソコンの動画に質問することはできません。さすがに映像授業だけでは物足りないので、質問用のチューターとしてアルバイトの学生を雇っているところもあります。しかし、授業はパソコンの映像授業がメインであることは変わりません。
ちなみに、上智スクールでも、準大手予備校の「秀英予備校」から配信される映像授業を教室内のパソコンで受講できます。ただ、私たちの教室は、あくまでも先生が直接教える(対面型の)個別指導塾ですので、予備校の映像授業は“補完的な”教材として利用してもらっています。また、必要経費以外、こちら(映像授業)での“利益”は考えていませんので、生徒にはできるだけ低負担で利用してもらおうと考えています。
したがって、上智スクールでも、予備校の映像授業で、「センター対策」「東大対策」、「早慶上智大対策」、「MARCH対策」等の多彩な映像授業を視聴することができます。授業自体は、さすがにプロの予備校講師、どれも素晴らしく、さすがに品質の高い授業です。ただし、前に述べたように、予備校の講座には、それぞれのレベルの基礎学力が前提とされるのは言うまでもありません
私たちは、生徒の現在の学力を見極めながら、希望する生徒には、これらの有効な利用法をアドバイスしています。
しかし、やはり、映像は、映像で、難点もあります。私たちは、生徒に映像授業を見せるだけで学力が伸びるとは思っていません。特に、大学受験の主要教科である「英語」「数学」は、映像授業では時間がかかりすぎて非効率的です。メインの授業は映像ではなく、先生が直接教える「対面の個別指導」が一番だと考えています。
大学受験の場合、高校3年生になってからやる、というのでは、もうそれだけですでに、遅れをとってしまっている、と考えてください。しかし高校1年生、高校2年生には、幸いまだ時間があります。この貴重な時間をムダにしないでください。私たちの教室でも、中学3年生で高校受験が終わると塾を辞めてしまう生徒が多くいます。高校受験が終わると、一安心してしまうようですが、高校では中学と違って、勉強量も格段に増えてしまいます。
少し要領の良い子だと、中学のときには、毎日1時間程度の勉強で、都立では進学校の「両国高校」に入れてしまう子もいますが、高校でも同じような気持ちでいると、大学受験では完全に落ちこぼれてしまいます。両国高校のような進学校でも、難関大学は最上位のごく一部で、中位くらいではG-MARCHクラスの大学も全滅というのが珍しくありません。東大・早慶上智・G-MARCHと、みんなが憧れる有名大学は、入るのは簡単ではない、と思って下さい。
大切なのは、高校1年、2年で、しっかりと基礎を固めておくことができるかです。私たちも、できれば、高校1年、遅くても高校2年から教えたいと思っています。今現在教えている生徒の中にも、高校1年や、2年生で、目標をもってコツコツ頑張っている生徒たちがいます。そういう生徒は、先が楽しみで、これからも全力で教えていきたいと考えています。
上智スクール塾長 渡辺勇治
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参考サイト 賢い塾の選び方
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